妊娠中のむくみ
妊娠中の浮腫みとは|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
妊娠中の足の浮腫み(むくみ)は、多くの妊婦さんが経験するポピュラーな症状です。特に妊娠後期にかけて、お腹が大きくなるにつれて体重が増え、重力の影響で下半身に水分がたまりやすくなります。軽度の場合は夕方や立ちっぱなしの後に、足首やふくらはぎがじんわりと腫れぼったく感じる程度ですが、ひどくなると足全体がパンパンになり、指で押すとへこむ「圧痕(おうこん)浮腫」を伴ったり、靴がきつく感じて履けなくなったりすることもあります。
また、むくみによって足が重だるく感じたり、つりやすくなったり、夜間にこむら返り(足がつる)が頻発することもあります。むくみがひどいときには、おシャワー後や寝起きに足首やふくらはぎ、場合によっては手にもむくみが見られることがあります。
一般的に妊娠中のむくみは「生理的むくみ」といわれ、赤ちゃんを育むためのホルモン変化や血行変化によって引き起こされる正常な現象とされていますが、極端にむくみがひどい場合は、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)のサインである可能性もあります。そのため、次のような症状があれば、すぐに産婦人科を受診・相談することが重要です:
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手のむくみ(指輪が抜けなくなる、指が曲げづらくなるなど)
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顔面(特に眼まわりや頬)がむくむ
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急な体重増加(週に 1kg 以上)
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めまい、頭痛、立ちくらみ、目の奥の痛みなど
むくみの原因|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
妊娠中のむくみの原因は、以下のような複合的な要因によって引き起こされます。
1. ホルモンの変化
妊娠によってエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが増加し、体内での水分保持が促進されます。そのため、体に水分がたまりやすくなり、余剰分が血液中に残ってうっ滞しやすくなるのです。
2. 血液量の増加
胎児や胎盤を通じて必要な栄養素や酸素を運ぶため、妊娠中はお母さんの血液量が約30~50%増加します。血液量が増えることで血管への負担が増し、血液や水分が下半身で循環しにくくなることがあります。
3. 増加する体重による圧迫
お腹が大きくなることで、子宮が骨盤内の大きな静脈を圧迫し、足や下半身からの血液やリンパの流れが悪くなります。特に横になったときや長時間同じ姿勢を続けたときにむくみが悪化しやすいです。
4. 姿勢や生活習慣の影響
長時間の立ち仕事や歩きっぱなし、または座りっぱなしは、下半身の血行不良を招きやすくなります。運動不足や塩分摂取過剰、水分不足、冷えもむくみに影響します。
これらの要素が重なることで、特に妊娠後期に足のむくみが顕著に現れやすくなります。
むくみの治療方法|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
当院では、妊娠中の足のむくみに対して、安全かつ効果的な施術法を提供しています。すべての施術はマタニティ対応で、身体に負担をかけにくい姿勢や手法を用いております。
1. マタニティ整体
妊娠による骨盤のゆがみ、腰や股関節周辺の筋緊張をやさしく調整。これにより血流やリンパの流れが改善され、足を中心としたむくみやだるさを軽減しやすくなります。施術では、うつ伏せをしない横向きや仰向けを基調とし、ソフトな圧で施術します。
2. オイルマッサージ(下肢リンパケア)
肌に優しい植物オイルを使用し、ふくらはぎ・足首・足裏を中心に優しくほぐします。リンパの滞留を解消し、老廃物の排出を促進。むくみや重だるさの軽減に大きく貢献します。安心・快適な施術環境を整えています。
3. 希望に応じた鍼灸施術
ご希望があれば、鍼灸施術も併用可能です。特に「足三里」「三陰交」「解放穴」など、むくみや血行促進に利用される経穴(ツボ)を使用します。細く柔らかい鍼や、熱さ・刺激が少ないお灸で安心です。冷えや血行不良を改善し、むくみやすさの根本的な原因にアプローチします。
むくみについて|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
妊娠中のむくみはつらいものですが、過度な心配は不要です。当院では、妊婦さんが安心して受けられる施術を常に心がけています。
セルフケアとしては、適度な運動(散歩やストレッチ)、脚を高くする(横向きに寝て、脚まくらなどで少し高くする)、十分な水分補給と塩分の摂り過ぎに注意することがおすすめです。
当院では、妊娠中の方にも安心・安全な施術を提供し、多くの妊婦さんから「身体が楽になった」「おかげですっきり眠れた」と喜びの声をいただいております。
お気軽にご相談ください。当院スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。