逆子治療
- 赤ちゃんは無事元気に生まれてこれるかな…
- 帝王切開は怖い…
- 術後の痛みに耐えられるか不安…
- 傷痕が目立つのは嫌だな…
- できれば帝王切開は避けたい…
逆子とは?|永田東洋鍼灸整骨院
子宮にまだスペースのある妊娠28週以前は、赤ちゃんはお腹の中でくるくる動いています。しかし、妊娠28週頃になると、赤ちゃんの体は大きくなり、通常、赤ちゃんは頭を下(子宮口の方)に向けた「頭位(正常位)」の状態をとります。
それに対し、妊娠28週以降に、頭が上でお尻や膝や足が下を向いた状態(骨盤位)や体が横向きになった状態(横位)のような頭位ではない状態を逆子と言います。
逆子はなぜ起こるの?|永田東洋鍼灸整骨院
骨盤や子宮の形・羊水量の異常が原因である場合や多胎妊娠・巨大児などにより動くスペースが確保できなくなった場合が考えられていますが、原因が不明なケースが多いです。東洋医学的には、下半身の冷えが原因であると考えられています。
お母さんの足元が冷えていると、足元からの冷たい血液が腰やお腹に流れていき、子宮内部の温度が下がっていきます。
赤ちゃんは自分の頭を冷たい血液から守るために、温かい心臓から血液を求め、頭を上に向けます。
つまり、赤ちゃんは、お母さんの足元の冷えから、自分の体を守るために、逆子になっているのです。
では、なぜ冷えが起こるのでしょうか?お母さんは妊娠することによりホルモンバランスが変化します。ホルモンバランスの変化によって、心や体が不安定な状態になり、自律神経が乱れ、血液の流れが悪くなることで、冷えが生じます。また、妊娠中はお腹が大きくなり、お腹を突き出すような姿勢になったり、運動不足になりやすくなったりすることも原因の1つになります。
逆子のリスク
逆子であっても、赤ちゃんの成長に影響はしません。ただ、しかし、分娩の際にリスクを伴います。通常、一番大きい頭から産道を通って、分娩されます。
しかし、逆子の場合、足やお尻が先に出て、最後に頭が出てくることになります。
その場合、頭が産道に引っかかったり、へその緒が首に巻き付いたり、時間がかかったりする可能性があり、死産や低酸素症による障害が生じる危険が高まります。そのため、逆子の出産は、自然分娩は難しく、帝王切開が必要です。帝王切開は、産後の回復が遅くなったり、手術痕が残ったりするだけでなく、一度行うと、次からの出産の際にも帝王切開が必要となります。
帝王切開の回数が増えるほど、癒着胎盤・膀胱損傷・子宮摘出などのリスクが増えます。また、赤ちゃんの肺に羊水が残ったままになる可能性があり、新生児一過性多呼吸になるリスクもあります。
私達がオススメの施術法|永田東洋鍼灸整骨院
主に、お腹と足にある逆子のツボと安産のツボにお灸をすえます。
足元の血流を改善し冷えを取り除くことで、子宮の血流の改善を促します。
子宮の血流改善をすることによって、赤ちゃんにとって温かく居心地のいい子宮環境を作り、逆子を改善していきます。また、灸施術によって、自律神経の興奮が抑えられ、お母さんにとってもリラックス効果が期待できます。
逆子施術のメリット|永田東洋鍼灸整骨院
メリットその1 お母さんの身体に対する負担が少ない
妊娠・出産はやはりお母さんにとって負担がかかるものです。それに加えて、帝王切開や麻酔を行うと、お母さんにとってかなりの負担とリスクが出ます。逆子を治すことで、少しでも負担とリスクを軽減させ、産後の早期回復が見込めます。
メリットその2 赤ちゃんの身体に対する負担が少ない
帝王切開や外回転術には、一過性多呼吸や流産などのリスクがあります。逆子を治すことで、通常と同じ状態で分娩が行え、赤ちゃんにとっての負担とリスクが軽減できます。
メリットその3 妊娠中でも安心して施術が行える
鍼灸施術は、薬のような副作用がなく、自然治癒力を高め、本来の潜在能力を上手く機能させるための施術なので、妊娠中であっても安心して施術が行えます。
メリットその4 逆子を治すだけでなく、安産のお灸も一緒にできる
安産のお灸は、子宮を赤ちゃんが元気に育つ環境に整え、お母さんの心身の不調や体質改善が期待できます。さらに、冷えやお腹のはり感を軽減させ、分娩時間が通常の平均よりも格段に短縮されたという症例もあります。
【逆子施術を受けるタイミング】
逆子は、赤ちゃんがお腹で安定してきた妊娠28週頃から問題となってきます。当院では、妊娠28週以降の検診で、逆子だと分かった時点で施術を開始することをおすすめします。時期が早ければ早いほど、逆子が治る可能性が高くなります。
なぜなら、赤ちゃんは、日々大きくなっていきますので、回転できるスペースのあるうちに、施術することが必要だからです。これまでの逆子施術の報告では、28~31週に施術開始すると80~90%の成功率、32~35週に施術開始すると50~60%の成功率、35週以降になると成功率は下がりますが十分に施術する価値はあります。