肉離れ
- ふくらはぎにバットで殴られたような痛みがある
- ふくらはぎからブチっと音が聞こえて痛みがでた
- ふくらはぎが良く攣る
- 走ると痛みがある
肉離れとは??|永田東洋鍼灸整骨院
「肉離れ」がどういったものかご存知ですか?
実は皆さんが言う肉離れとは【筋挫傷】(きんざしょう)が正式名称と言われています。
筋肉が急激な収縮をすることで、筋肉の繊維が傷つき筋肉の膜が損傷を起こすことを『肉離れ』と言います。
筋肉には多く水分が含まれていて、約72%程度が水分と言われています。
筋肉の水分が不足すると筋肉の柔軟性が下がる傾向にあります。
筋肉の柔軟性が下がる=筋肉の伸張性が下がる
ので筋肉が切れる感じで肉離れを起こすこともあります。
その中でも特に肉離れする可能性が高い筋肉は
❶ハムストリングス(太もも裏側)
❷大腿四頭筋(太もも前側)
❸腓腹筋(ふくらはぎ)に多く起こります。
「バットで殴られたような痛み」「ぷちっと音が聞こえた感じがした」など感じ方は様々
ですが、肉離れが起こることで運動ができなかったり動きが悪かったりします。
肉離れの症状|永田東洋鍼灸整骨院
肉離れの主な症状は、肉離れを起こしている患部の痛みです。
損傷度合いによっては歩行困難を呈したり、断裂部分の凹みや皮下出血も見られる場合があります。
そんな肉離れですが損傷の程度で出る症状が変わってきます。
Ⅰ度損傷 筋繊維の微細損傷
筋肉の一部分が傷つき内出血や痛みが現れる症状になります。
軽微な症状ではありますが、回復には1~2週間ほどかかります。
さらに重症度の高いⅡ度損傷やⅢ度損傷に移行しかねないので注意は必要です。
Ⅱ度損傷 筋繊維の部分断裂
Ⅰ度損傷に比べ、重症度は上がります。
腱や筋肉に損傷を起こし、内出血や痛みだけでなく運動制限も出てきます。
初めは安静にするところから始まり、少しずつ軽度なトレーニングを行います。
そういったことを繰り返し1~3ヶ月ほどので改善するとされています。
Ⅰ度損傷と違い安静にして簡単に治る症状ではありませんので、適切な治療を行いましょう。
Ⅲ度損傷 筋繊維の完全断裂
筋肉が完全に断裂した状態で内出血や激しい痛みも伴います。
この場合は直ちに応急処置を行い、医療機関で適切な処置を行いましょう。
今後に影響を与える可能性がありますので、自分でどうにかするのは避けましょう。
応急処置「RICE処置」|永田東洋鍼灸整骨院
今から応急処置の方法をご紹介します。
RICE処置をご存知ですか?
なんの略でどういった事をするのかをお話しします。
こちらがRICE処置になります。
悪化を防いだり、症状の進行を遅らせて治りをよくしてくれるので行うようにして下さいね。
肉離れの施術方法|永田東洋鍼灸整骨院
肉離れは筋肉の伸張性がなくなることで起こる症状だとお話しさせていただいたと思います。
なので筋肉の伸張性を上げてあげることや、実際に傷ついた筋肉の回復を進めてあげることが改善の近道であり、再発防止につながるのです。
実際にどういった治療が最適かをご紹介していきます。
①鍼灸施術
実際に固まった筋肉をほぐし、筋肉の伸張性をあげる効果があります。
さらに筋肉がほぐれることで筋肉の中を流れる血液の循環が良くなり、筋肉が潤い柔軟性が上がります。
一秒間に200万~300万の細かい振動を与えることで筋細胞が活性化し、筋肉の回復力が上がります。
そうなると早期改善が見られます。
さらに、筋肉に振動が加わることで筋肉の中を流れる血液循環がUPします。
これも筋肉の伸張性をあげることに繋がります。