産後の浮腫(むくみ)
産後の浮腫(むくみ)とは|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
産後の浮腫(むくみ)は、多くの新しいお母さんが経験する一般的な症状です。特に足や手、顔などに余分な水分が溜まり、腫れや不快感を引き起こします。この症状は一時的なものではありますが、放置すると日常生活に支障をきたし、育児に影響を及ぼすこともあります。
出産直後から数週間にわたって浮腫が続くことがあり、特に「象の足」と呼ばれるほどの足のむくみに悩まされる方も少なくありません。永田東洋鍼灸整骨院では、東洋医学の考え方に基づいた独自のアプローチで、産後の浮腫を効果的に改善するサポートを行っています。
こんな症状でお悩みではありませんか?
・足が象のようにパンパンに腫れている
・指輪がきつくなった、はめられなくなった
・靴下をはくと跡が残る
・顔がむくんで、自分の顔に違和感を感じる
・全身がだるく、疲れやすい
・むくみで動きづらく、育児に支障がある
・むくみが長期間(数週間以上)続いている
・冷えを感じるようになった
産後の浮腫の症状|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
産後の浮腫はさまざまな形で現れますが、主な症状は以下のとおりです:
1. 足のむくみ(特に顕著)
産後に最も多く見られるのが足のむくみです。特にくるぶしや足首周辺が腫れ、指で押すとへこみ、その痕が残ることがあります(圧痕浮腫)。ひどい場合は「象の足」と表現されるほど足全体が腫れることもあります。
2. 手・指のむくみ
指が腫れて指輪がきつくなったり、手首や指の関節が動かしにくくなったりします。特に朝起きたときに症状が強く現れることが多いです。
3. 顔のむくみ
目の周りや頬、顎のラインがむくんで顔の輪郭が変わったように感じることがあります。化粧ノリが悪くなったり、眼鏡や日焼けどめがフィットしなくなったりすることも。
4. 全身の重だるさ
むくみに伴い、全身が重く感じられ、疲れやすくなります。体を動かすのが億劫になり、育児や家事の負担が増すことがあります。
5. 関節の痛みや動きの制限
むくみによって関節の周囲に水分が溜まると、関節を動かしたときに痛みが生じたり、可動域が制限されたりすることがあります。
産後に浮腫が起こるメカニズム|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
産後の浮腫が発生するメカニズムには、いくつかの要因が関わっています。
主な生理学的要因:
1. 体内の水分バランスの変化
妊娠中、女性の体内の血液量は通常の約1.5倍に増加します。出産後、この余分な水分が体から排出されるプロセスで、一時的に組織間に水分が溜まりやすくなります。
2. ホルモンバランスの急激な変化
妊娠中に高くなっていたエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンレベルが、出産後に急激に低下します。これらのホルモンは水分や電解質のバランスに関与しているため、その急激な変化が浮腫を引き起こします。
3. 出産時の出血と体液損失
出産時には、出血や羊水の排出などによって一時的に体内の水分が大量に失われます。体はこの損失を補おうとして水分を保持する方向に働き、結果としてむくみが生じます。
4. 骨盤内のリンパ系への影響
妊娠・出産による骨盤内の圧力変化や、時に骨盤内のリンパ管が損傷を受けることで、下半身の水分やリンパ液の循環が滞り、特に足のむくみが生じやすくなります。
5. 活動量の低下と姿勢の変化
産後は身体的な回復のために活動が制限されがちです。また、授乳や抱っこなどで長時間同じ姿勢をとることが多くなり、血液やリンパの循環が滞りやすくなることも浮腫の要因となります。
| 浮腫の発生場所 | 主な原因 | 発生しやすい時期 |
|---|---|---|
| 足・足首 | 重力、活動量減少、骨盤内リンパ循環の停滞 | 産後数日~数週間 |
| 手・指 | ホルモンバランスの変化、授乳姿勢 | 産後1週間~1ヶ月 |
| 顔 | 睡眠不足、ホルモンバランス、水分摂取の偏り | 産後2週間~2ヶ月 |
| 全身 | 体内水分バランスの乱れ、代謝低下 | 産後1週間~3ヶ月 |
多くの場合、産後の浮腫は時間とともに徐々に改善していきますが、症状が長引いたり、日常生活に支障をきたす場合は、適切な治療やケアが必要です。
東洋医学から見た産後の浮腫|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
東洋医学では、産後の浮腫を独自の視点で理解し、アプローチします。西洋医学とは異なる概念で体の状態を捉え、全体的なバランスの回復を目指します。
東洋医学における産後の浮腫の考え方
1. 気・血・水のバランス
東洋医学では、体内を循環する「気」「血」「水」という3つの要素のバランスが健康の鍵とされています。産後は出産による大量の出血で「血」が消耗し、「気」の流れも乱れやすくなります。これにより「水」の巡りが悪くなり、体内の水分代謝が低下して浮腫が生じると考えられています。
2. 「血虚(けっきょ)」と「陰虚(いんきょ)」の状態
産後は「血虚」という血液が不足した状態になりがちです。血は体を潤し、栄養を届ける役割があるため、血が不足すると体の「陰」(体を冷やす要素)も不足し「陰虚」の状態となります。この状態では体内の水分バランスが崩れ、浮腫につながります。
3. 「水毒(すいどく)」の概念
東洋医学では浮腫を「水毒」と呼び、体内の水分が正常に巡らず、一部に滞った状態と捉えています。これは単に水分が多いというだけでなく、水の巡りを管理する「脾(ひ)」や「腎(じん)」の機能低下も関係しています。
4. 産後の「腎虚(じんきょ)」
東洋医学では、出産による大きなエネルギー消費により、体の基本的なエネルギーを司る「腎」の働きが弱まる「腎虚」の状態になると考えます。腎は体内の水分代謝にも関わるため、腎の機能低下は浮腫の要因となります。
東洋医学的なタイプ別浮腫の分類
産後の浮腫は、東洋医学的には以下のようないくつかのタイプに分けられます。それぞれのタイプによって、アプローチ方法が異なります。
【気虚型】
体力が低下し、「気」の巡りが悪くなったタイプ
- 全身の倦怠感が強い
- 疲れやすく、声が小さい
- 顔色が青白い
- 押してもあまり痕が残らないやわらかいむくみ
【陽虚型】
体を温める「陽」の力が不足しているタイプ
- 冷えを強く感じる
- むくみの部分が冷たい
- 顔色が青白く、寒がり
- 朝方むくみが強く、日中改善する傾向
【脾虚型】
消化器系の「脾」の機能が低下しているタイプ
- 食欲不振や胃腸の不調を伴う
- 下痢や軟便がある
- 食後にむくみが悪化する
- 顔や腹部のむくみが目立つ
【腎陽虚型】
「腎」の温める力が低下しているタイプ
- 下半身の冷えが顕著
- 腰や膝の痛み、だるさを伴う
- 尿の量が少ない
- 足首から膝下のむくみが特に強い
東洋医学では、これらのタイプを見極めて、それぞれに合った鍼灸治療やアドバイスを行います。永田東洋鍼灸整骨院では、お一人おひとりの状態を細かく診断し、最適な治療プランをご提案いたします。
永田東洋鍼灸整骨院での産後浮腫の治療アプローチ|京都市伏見区桃山 永田東洋鍼灸整骨院
当院では、東洋医学と西洋医学の知見を融合させた独自のアプローチで、産後の浮腫に対する効果的な治療を提供しています。産後のデリケートな身体状況を十分に考慮した、安全で効果的な施術を心がけています。
1. 鍼灸治療
細い鍼や灸を用いて、特定のツボを刺激することで、血液やリンパの流れを改善し、浮腫の軽減を図ります。産後の浮腫に効果的な「三陰交(さんいんこう)」「太渓(たいけい)」「足三里(あしさんり)」などのツボを中心に、お一人おひとりの状態に合わせたツボ選択を行います。
※鍼灸治療は非常に繊細な施術ですが、当院の施術者は豊富な経験と高い技術を持っており、産後の方でも安心して受けていただけます。
2. オイルマッサージ
むくみの原因となっている滞ったリンパ液や水分を、心臓に向かって優しく流していくマッサージ技術です。特に足のむくみに効果を発揮します。産後の敏感な肌にも負担をかけない、やさしいタッチで行います。
3. 骨盤矯正
出産で変化した骨盤の状態を整えることで、骨盤内の血液循環やリンパの流れを改善します。骨盤の歪みは下半身の浮腫の大きな要因となるため、特に足のむくみが強い方に効果的です。
※産後の骨盤は非常に緩んだ状態にあるため、当院では特に優しい調整法を用いて安全に施術します。
4. 電気治療・温熱療法
低周波電気刺激や遠赤外線、蒸気浴などを用いて、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。冷えを伴う浮腫に特に効果的です。
5. 東洋医学的アドバイス
食事や生活習慣、セルフケア方法など、東洋医学の観点からお一人おひとりに合ったアドバイスを提供し、浮腫の改善と再発予防をサポートします。
治療効果の特徴
- 多くの方が施術直後から足の軽さを実感
- 継続的な施術により、浮腫の再発頻度が減少
- 浮腫の軽減に伴い、疲労感や育児の負担感も軽減
- 東洋医学的アプローチにより、浮腫だけでなく産後の様々な不調も同時に改善
- 個々の体質や症状に合わせた施術で、効率的に改善
永田東洋鍼灸整骨院では、単に症状を一時的に緩和するだけでなく、根本的な体質改善を目指し、産後のお母さんの健康と育児生活をトータルでサポートします。
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